化粧品OEM講座
化粧品の中身について「試作品の評価と改良」を行っている段階で、同時進行的に、その中身を入れる化粧品容器の選定に取り掛かります。
化粧品容器は、容器を専門に取り扱っている化粧品容器メーカーさんや、化粧品容器ディーラー(問屋)さんから購入します。そして中身の製造を委託しているOEM製造会社さんに送り、製造した内容物を容器に充填する(入れる)ことになります。
化粧品容器は、通常、容器メーカーさんやディーラーさんから皆さんが直接購入します。そして製造委託先OEM会社さんに支給することになります。皆さんが、自分たちで化粧品容器メーカーさんやディーラーさんを探し、気に入った容器を見つけて購入するのが基本ですが、化粧品OEM製造メーカーさんに紹介してもらうのもいいでしょう。
というのも、化粧品容器と内容物は密接に関係があるためです。どういうことかというと、例えば内容物に含まれている成分と、化粧品容器の材質があわなかったために、製品化後に容器が変形してしまったり、内容物が外に漏れてしまったりすることもあるからです。
そのあたりも含めて、専門家である化粧品OEM製造会社さんに、どの容器が適切なのかも含めてアドバイスをしてもらう(容器を紹介してもらう)のが良いでしょう。特に、はじめて化粧品をOEMで作る方はそうするべきです。
なお、通常はどのOEM製造メーカーさんでも、容器を紹介してくれますが、直接購入するのは皆さんになります。
これは、可能であればですが、中身の製造工場を見学するのと同様に、皆さんが購入を検討している化粧品容器を製造している工場も見学しておくと良いでしょう。万が一にですが、化粧品に異物が混入し、その原因が、内容物を製造している工場ではなく、元々化粧品容器に異物が混入していたという自体も有り得るかもしれません。そのような万一の事態がないよう、皆さん自身の目で見ておくことをお勧めします。
以上で「化粧品容器の選定」の解説を終了します。