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    フェイスラボ、海外市場展開のサポートを強化

    フェイスラボは、「越境EC」を始めとした海外への市場拡大を目指す取引先のサポートを強化し、その認知を拡大していくことで、新規のOEM受注の獲得を目指す。昨年のトピックスや今後のビジョンについて朝比奈謙太社長に話を伺った。

    それを強みにOEMの受注拡大めざす


    代表取締役社長 朝比奈 謙太 氏

     ――昨年のトピックスをお話いただけますか。

     朝比奈 インバウンド需要が急減する中、既存先からの受注が落ち込んだものの、営業や開発のメンバーの頑張りのお陰で、新規先からの受注を獲得することができ、それなりに成果は上がった。
     選択と集中を進める中で取引先とともに成長していくスタイルを目指し、提案品の採用率も上がってきていることで、クライアントの求めるものに対応できるようになってきた実感を得ている。

     取引先のニーズに応えるアプローチのひとつとして医薬部外品のラインナップも拡充を続けている。

     昨年はナイアシンアミドを有効成分とした「抗シワ」クリーム2種を始め、ビタミンC誘導体を美白の有効成分とし、さらにトラネキサム酸、ビタミンE誘導体を含む3種類の有効成分を配合した日中用美白乳液、またCICAをコンセプトとしツボクサ由来の成分を配合したクリームなど4品目の承認を取りつけることができた。

     今年は、顧客や市場のニーズを踏まえながら、さらに5品目の開発を目指していく。

     ――強化施策について教えてください。

     朝比奈 天猫プラットフォームを利用した中国での販売代行サービスが昨年から軌道に乗り始めた。

     「越境EC」はOEMとして他社に先行して続けて来た取り組みであり、これを活かして新規のOEM受注につなげていきたい。

     このサービスでは、出品する製品をお預けいただくだけで、当社が一括して取引窓口となり、全ての手続き等を行う。

     サービス利用企業にとっては、コストを負担することなく、ノーリスクで中国への進出を図ることができ、かつ販売チャネルが増えるため、メリットしかない。

     そこで成果が出始めた際には、NMPA申請を我々にお任せいただくことで、中国市場での一般流通へ道が開ける。

     国内での展開を基盤に中国市場への参入を検討している企業をターゲットに、サービスの認知拡大に努めていく。

     ――その他の強化施策はいかがですか。

     朝比奈 優秀な人材の確保に向け、5年前から新卒採用に注力している。

     ノウハウが年を追うごとに蓄積されてきており、自社にマッチした能力の高い人材の獲得・育成が進展しつつある。

     ――今年のビジョンをお話ください。

     朝比奈 コロナ禍では、営業活動の基本であるコミュニケーション面でかなりの制約を受けている。

     この状況を打破するには、マーケティングを強化し、集客を図ることで、潜在顧客をいかに見込み顧客にしていくかがポイントになってくる。ここへの投資を増やしたい。

     また、「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)の徹底」や「経営理念の浸透」など成長基盤となる仕組みを、段階を踏みながら整えてきており、定着が図れてきた。

     今後は「PDCAを倍速で回す」フェーズに移行していく。

     部署横断でKPIを設定し、互いに協力し合うことで、成果にコミットする組織体制を構築することができれば、高い目標もクリアすることはできるだろう。

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