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    常に新しいことに挑戦し続ける“OEM研究開発集団”

    化粧水や乳液などの基礎化粧品やメイクアップ化粧品、医薬部外品、サプリメント等の美と健康に関する製品受託、OEM製造を行っている株式会社ミリオナ化粧品の代表取締役社長 阪本雅哉氏にお話を伺いました。
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    迅速な製品化に応えることができる医薬部外品の豊富な処方バリエーション

    代表取締役社長 阪本 雅哉氏

    —まず、はじめに御社の特徴としてはどんなところがあげられますか?

    一番に挙げたいのは人材面です。教育や研修だけでなく、普段から私の思いを伝えて浸透させるよう心がけています。 
    会社の考えを一番端的に表しているのは会社名だと思いますが、「ミリオナ化粧品」という社名の由来は、ミリオンつまりミリオネア、百万長者です。誤解を恐れずに端的に言ってしまえば、金持ちになりましょう、ということです。例えば、会社が良い製品を作るために機械を購入するにはお金が必要です。また社員にも心を含めて豊かになって欲しいです。社内外の関わっている人はみんな大事にしたいですし、幸せになってほしいと思っています。もちろん、取引先の方々もそうです。結果的に当社と関わる全ての人が物心共に豊かになるには、人とのつながりが一番大事だと思っています。

     

    —最近の御社の特徴として、医薬部外品OEM供給への展開が挙げられるかと思います。なぜ医薬部外品を扱うようになったのでしょうか。

    医薬部外品に関しましては、以前からお客様からの要望がありました。例えばO-157の消毒薬や育毛剤、ワキ消臭など、「今あったら売れるのに」ということが多々あるんです。しかし、一から作り始めたら、製品化までに半年はかかってしまいます。そのような経験から、いくつか処方を確定しておき、お客様のPB(プライベートブランド)として迅速に製品化できるようにしました。そうすることで、企画から販売までの期間を短縮することができます。

     

    —お客様の要望はさまざまだと思いますが、そのために心がけていることはあるのでしょうか。

    まず、バリエーションを用意する必要があります。効果や効能へのニーズもそうですが、予算もお客さまによってさまざまです。当然、値段によって配合できる原料やエキスの分量も変わってきます。多様なニーズに応えるためにも、さまざまな種類の処方を揃えておくことは大切です。現時点で複数のバリエーションがあるのは美白ラインだけですが、医薬部外品へのニーズはあるので、これからも積極的にさまざまな種類の処方を出していこうと思っています。
    また、医薬部外品と化粧品では、薬事法に基づいて謳える効果や使える表現が違うので、お客様にはそのあたりのアドバイスも含めた情報を伝えるようにしています。

     

    —これからは医薬部外品のOEM供給に重点を置いて行くのでしょうか。

    もちろん、医薬部外品だけでなく、化粧品のOEMにも引き続き力を入れていきたいと考えています。化粧品は処方に縛りがないぶん、いろいろ試せますし、可能性があります。新しい素材もどんどん出てきていますし。

     

    —御社でも素材開発に取り組んでいるのですか。

    はい、大学の研究機関などと提携してやっています。即利益につながるわけではありませんが、研究スタッフのモチベーションアップになりますし、自社独自の素材が開発されれば、それが強みとなり、営業スタッフのやりがいにもなりますから。また、素材開発を通じて大学の先生とつながりができるので、そこから知識や情報の収集ができますし、先生の紹介でまたつながりが生まれたりもします。具体的な成果としては、バラエキス、発光エキス、ヒイラギの果実エキスなどがあります。当社としましては、素材開発で得られた成果である独自素材を配合した化粧品をOEM提供することで、他社との差別化を図っております。

    大学機関と共同でおこなっている素材開発

     

    —すでに成果も出ているのですね。それら素材開発について具体的にお聞かせいただけますか。

    それでは発光エキスに関して説明します。これは一言でいえば、UVによって光る植物エキスです。紫外線に当たることで、おわんクラゲのように蛍光発色します。もとは食品用に抽出したものの残りのタンパク質なのですが、UV下地やケア商品への活用を考えています。このエキスが配合された化粧品を使うことで、太陽光でワントーン明るい素肌になる、という理屈です。これから実験など重ねて、OEM供給していきたいと思っています。

     

    —とても興味深い素材ですね。そのように素材開発を一から進めていかなければならないということで、たくさんの苦労もあるかと思いますが、いかがですか?

    もちろん、苦労や失敗はあります。成果が出ないことや、途中で頓挫することもあります。例えば、以前カビから出る揮発性物質に植物成長作用があるのではないか、ということで研究していたんです。その揮発性物質を構造解析することで皮膚再生応用できるのではないかと。しかし途中で危険物質が出てきてしまったのです。細胞がその物質に危機感を抱いて、子孫を残すために成長を急ぐのではないかという仮説が出てきて、結果的にその研究は中止になりました。

     

    —想定とは違う物質を作り出してしまうこともあり、成果が出ないことも多いということですね。そうすると、素材に関する情報量が重要なのではないかと思います。そのような素材のネタはどのようにして手にいれるのですか。

    先ほども申しましたが、出会いですね。たまたま知り合った先生が知っていたとか。つながりの中から情報が来て、それが素材開発につながることが多いです。 大学との連携に関しましては、あともうひとつあります。こちらは素材ではないのですが、抗酸化研究会というものを大学の先生と共同で運営しており、そこでは抗酸化力を測る新しい方法を研究しています。これは実用化していて、ビジネスにもなっています。

     

    多様なニーズに応えるための設備投資

    —そのような研究をしたり製品開発したりするためには、整った設備が必要不可欠かと思います。御社ではどのように設備投資を進めているのでしょうか。

    設備に関して、当社で力を入れているのは、研究設備というよりは製造・生産設備ですね。とりわけ充填機と包装機です。設備に関しては、必要に応じて購入しています。特に充填機は何でもできるくらいの種類をそろえています。例えば、最近では攪拌加熱式充填機という機械を導入しました。これは、リップクリームや口紅を容器に充填するための機械です。小ロットから大ロットまでのバリエーションもありますので、お客様のニーズに応えられます。このように機械設備への投資はお客様からのさまざまなご要望に応えてゆくためです。 機械以外のトピックとしては、台湾工場との提携が挙げられます。もともとは協力会社だったのですが、人件費や原料費などのコストが削減や海外進出などの理由から、今年に入ってから提携に至りました。

     

    —取引先からのニーズに応えながら、積極的に挑戦し続けているのですね。最後に、御社の今後のビジョンについてお聞かせください。

    実は、今後の方向性に関しては、私と他の社員では多少のズレがあるんです(笑)。私個人としては、OEM受託製造業の中で、真っ先にここに頼もう、と思ってもらえるような、知名度と信頼のある会社にしたいと考えています。一方で社員の中には、自社製品を出すことで、一般消費者の方々にもミリオナ化粧品の名前を広めたい、という思いもあるようです。 確かに、受託されたものだけをつくるような、日々の仕事だけではなく、自分たちの社名を広く知ってもらいたいという思いも理解できます。だからこそモチベーションアップのためにもいろいろなことに挑戦するようにしています。まずはやったれ、と。失敗は次に活かせばいいと思っているんです。そうして化粧品製造というモノ創りを通して、人材育成をしていきたいですね。ミリオナから良い研究者をどんどん出したいです。 モノ創りに関しては、私自身も楽しみたいですし、そしてお客様にも楽しんでもらいたいと思っています。オンリーワンのものを作りたいんです。そのためには出会いと情報が必要です。いかにつながりを活かして情報を集め、化粧品にするか、ですね。

     

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