昨年度は、日中摩擦やエコカー減税終了などの影響により景気は低迷。一方今年度は、アベノミクスの効果などにより、株価も回復、中小企業の売り上げ見通しも改善傾向にあるとの見方が強い。
このような景気の変化をうけて、冬のボーナスとその消費実態は、昨年度に比べどのように変化する見込みなのだろうか。実際にボーナスが支給される前に、その見込みを調査した。
■調査方法 : インターネットリサーチ
■調査対象 : 男女/20~69歳/自身または配偶者がフルタイム勤務
■調査地域 : 全国
■有効回収数 : 1,200サンプル
■実施期間 : 2013年10月19日(土)~2013年10月21日(月)
●サマリー
・今冬のボーナス予想金額は、昨冬のボーナス金額を下回る
・アベノミクスの効果も、これまでの不景気の影響や将来への不安感には勝てない!?
今冬の予想ボーナス金額の平均は、昨冬のボーナス額の平均を下回る
半数以上の人が「今冬のボーナスには期待していない」と回答
使い途としては、「貯金」「生活費の補てん」が、他の項目を大きく引き離す
首都圏に比べ地方の方が、今冬の予想ボーナス金額に不満を感じている
1.今年の冬のボーナスに対する意識
期待感
・全体でみると、半数以上の人が「今冬のボーナスには期待していない」「どちらかといえば期待していない」と回答
使い方①(何に使う?)
・全体でみると、「今冬のボーナスは思い通りに使いたい」と答えた人の合計は14%にとどまる
使い方② (誰のために使う?)
・「今冬のボーナスは自分のために使いたい」と答えた割合が最も高かったのは、男性20代
今年の冬の予想ボーナス金額の特徴
・ボーナスをもらえないと予想した人は全体の35%
・ボーナスをもらえると予想した人の中で、予想ボーナス金額が高いのは男性の50~60代と女性の60代
昨年の冬のボーナスとの比較
・今年の予想ボーナス金額の平均は、昨年のボーナス金額の平均よりも低い
・特に男性において、その差が顕著である
今年の冬の予想ボーナス金額に対する満足度
・全体的に、今年の予想ボーナス金額に対して不満を感じている
・特に40代・50代では、「不満」「やや不満」と回答した人の割合が高い
首都圏(1都3県)と地方の比較
・昨冬のボーナス支給額、今冬のボーナス予想金額ともに1都3県が1位
・満足度については、「東北」や「中国・四国」などの地方で低い
今年の冬のボーナスの使い途に関する特徴
・ボーナスの使い途は主に「貯金」「生活費の補てん」「ローン・借金返済」
・趣味・嗜好関連の項目の中では、「国内旅行」の割合が高い
理想のボーナス金額
・予想ボーナス金額と理想のボーナス金額との乖離は、若年層よりも高齢層の方が大きい
株式会社クロス・マーケティング担当:来條 貴史(らいじょう たかし)
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