株式会社クロス・マーケティング(本社:東京都中央区、 代表取締役社長:五十嵐 幹)は、全国の男性20~49歳を対象に、「男性の頭皮ケア」に関する調査を実施した。
薄毛・抜け毛を気にしている人の割合、そのためのヘアケア方法や、具体的に利用している銘柄は何なのか、また、現在コマーシャルで多く放映されている「AGA(Androgenetic Alopeciaの略で、男性脱毛症のこと)」についての認知や内容理解度について調査した。
※今回の調査は、調査手法にインターネットリサーチを用いたため、認知経路でのインターネットからの認知者が高めに出ている可能性がある。
<調査結果の概要>
① 20~40代男性の悩み、「薄毛・抜け毛」は第3位
■ 現在気にしていることを聞いている
・1位は「体力低下」、2位は「肥満」
・「薄毛・抜け毛」を気にしているのは3割弱
・気にしているものが「ない」という人も全体の1/5ほどいる
② 「薄毛・抜け毛」を気にしている人の約3割が、育毛剤や育毛剤系シャンプーを利用
■ 現在行っている「薄毛・抜け毛」の対策と、今後行っていきたい対策について聞いている
・現在行っている対策は「発毛促進剤/育毛剤」がトップ、「育毛剤系・スカルプケア系のシャンプー」「自分でのヘッドマッサージ」と続く
・「AGA治療の通院」「ヘアサロンでのヘッドマッサージ」は、対策している人は、それぞれ約5%と少ないものの、今後やりたいと考えている人は3割に近い
③ 「不規則な生活」「偏った食生活」を原因と考えている20代~30代前半
■自分で考える 「薄毛・抜け毛」の原因について聞いている
・原因と考えている項目は「遺伝」「ストレス」「体質」の順で多い
・「不規則な生活」「偏った食生活」は、30代前半までと後半以降で大きな差が生じている
・生活習慣以外の原因は、それぞれ「不適切なヘアケア」「頭皮のムレ」
④ 育毛剤/発毛促進剤の現在利用銘柄は、「サクセス」がトップ
■ 現在利用中、また、今後利用意向のある育毛剤の具体的な銘柄を聞いている
・現在利用銘柄では、「サクセス(花王)」、「リアップ(大正製薬)」が、3位「カロヤン(第一三共ヘルスケア)」以下を大きく引き離す
・今後の利用意向(現在利用者と非利用者をあわせた数値)では、わずかながら「リアップ」が「サクセス」を上回る
・現在、育毛剤を使っていない人は、今後「リアップ」を利用したいが6割を超える
■ 現在利用中、また、今後利用意向のある育毛剤系/スカルプケア系シャンプーの具体的な銘柄を聞いている (図5)
・現在利用銘柄では、「サクセス(花王)」(40%)、「スカルプD(アンファー)」(31%)の順で多い
・半数以上が「スカルプD」を今後利用したいと思っている
・さらに、現在、育毛剤系/スカルプケア系のシャンプーを使っていない人は、「スカルプD」への今後の利用意向が6割を超える
・また、現在利用者は少ないものの、今後の利用意向が高い銘柄としては、「スカルプケア(熊野油脂)」 が27%と人気
⑤ 育毛剤系/スカルプケア系シャンプーでも「サクセス」がトップ
■ 現在利用中、また、今後利用意向のある育毛剤系/スカルプケア系シャンプーの具体的な銘柄を聞いている
・現在利用銘柄では、「サクセス(花王)」、「スカルプD(アンファー)」の順で多い
・半数以上が「スカルプD」を今後利用したいと思っている
・さらに、現在、育毛剤系/スカルプケア系のシャンプーを使っていない人は、「スカルプD」への今後の利用意向が6割を超える
・また、現在利用者は少ないものの、今後の利用意向が高い銘柄としては、「スカルプケア(熊野油脂)」 が27%と人気
⑥ 「AGA」は言葉としての認知は進むが、内容認知はまだまだ
■ 薄毛・抜け毛を気にしている人に、AGAの認知と、認知者に内容の理解度を聞いた
・AGAの認知者は、全体の約9割と言葉の認知は進んでいる
・しかし、通院意向者であっても、「治療費用」「何科で受診できるか」「治療方法」など具体的な内容まで理解している人は、4人に1人と少なく、内容認知はまだまだと言える
■ AGAの認知経路を聞いた
・AGAの認知経路では「TVCM」が7割を超えて圧倒的、「新聞広告」「インターネット」が1割台で続く
・通院者では、「雑誌記事」「病院ホームページ」の認知が他の認知者よりも多い
⑦ 「AGA治療」まだ通院しない理由は「まだいい」と「時間」「お金」
■ AGAの通院意向者に、まだ通院していない理由を自由回答で聞いた
・1位は「深刻でない・まだいい」で意向はあるものの、AGAはまだ先のこととして考えている人が多い
・2位は「時間」、3位・4位は「費用」となる
・「費用」については、“費用が高い”と分かっている人もいれば、“高そう”、“いくらかかるか分からない”など知識が少ない人もいる
・5位は「恥ずかしい・敷居が高い」で精神的な面が阻害要因となっている
・6位以下の回答としては、“どこに行けばいいかわからない”、“効果があるか丌安”などがあった
「男性の頭皮ケア」に関する調査 調査概要
<調査概要>
■ 調査方法 インターネットリサーチ (クロス・マーケティング アンケートモニター使用)
■ 調査時期 2011年9月
■ 地域 全国
■ 調査対象 男性20~49歳
■ 有効回収数 SC 6,483サンプル 本調査 900サンプル
■ 設問数 属性設問8問+本調査8問
■ 調査内容
属性設問(性別・年齢・居住地・職業・婚姻状況・世帯構成・現在気にしていること・薄毛抜け毛の対策)
薄毛・抜け毛を気にし始めた年齢(NU)
対策を始めた年齢(対策×NU)
自身が考える薄毛・抜け毛の原因(MA)
育毛剤/発毛促進剤の利用銘柄・利用意向銘柄(MA・MA)
育毛剤系/スカルプケア系シャンプーの利用銘柄・利用意向銘柄(MA・MA)
AGAの内容認知(内容×SA)
AGAの認知経路(MA)
AGA通院の決め手・阻害理由(FA)
<調査結果の概要>
調査手法 : インターネットリサーチ (クロス・マーケティング アンケートモニター使用)
調査対象 : 全国の20~49歳男性 (本調査対象者は、薄毛抜け毛の対策として、「発毛促進剤/育毛剤」、
「育毛剤系・スカルプケア系のシャンプー」、「AGA(男性型脱毛症)治療のための通院」のうち、1つ
以上行っている。または、今後行いたいと思っている方)
調査期間 : 2011年9月26日(月)~9月27日(火)
有効回答数 : SC 6,483サンプル 本調査 900サンプル (本調査は年代ごとに均等割付)
株式会社クロス・マーケティング担当:大島(おおしま)
東京都中央区銀座8-15-2 銀座COMビル6F
TEL : 03-3549-0603 FAX : 03-3549-0232 E-mail :pr-cm@cross-m.co.jp
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