本研究では、魚鱗由来の加水分解コラーゲンペプチドに糖(キシロース)や亜鉛を添加することで、紫外線(UV-A領域)を吸収し、
青色の蛍光を発する特性を持つコラーゲンペプチド複合体を開発しています。
この技術により、従来の酸化亜鉛などの粒子型材料に比べ、白浮きせず透明感のある蛍光を実現しました。
化粧水や美容液などの化粧品への応用が可能となり、化粧品設計の幅を大きく広げることが期待されています。
・紫外線を可視光に変換:紫外線を吸収し、青色の蛍光を発するコラーゲンペプチド複合体を開発。
・糖と亜鉛の添加で蛍光強度を増強:特に亜鉛添加により、可視光域の蛍光が顕著に増強されることを確認。
・透明感のある仕上がり:従来の粒子型材料に比べ、白浮きせず透明感のある蛍光を実現。
本研究で開発されたコラーゲンペプチド複合体は、紫外線を吸収して青色の蛍光を発することで、
肌のくすみ感を軽減し、透明感を引き出す効果が期待されます。
この特性は、従来の化粧品では得られなかった新たな価値を提供します。
本技術を活用した新しい化粧品の開発を進めており、特許出願中です。
今後も、科学的根拠に基づいた製品開発を通じて、美容業界に革新をもたらすことを目指します。