富士経済の調査によると、2020年は在宅時間が増加したことでアンチエイジングを気にする消費者が増え、シワやたるみといったケア意識の向上がみられたというが、店舗休業やカウンセリング営業の自粛による購買頻度の低下や訪日観光客の減少によるインバウンド需要の減少によって、市場は縮小傾向にあった。今後は、ライブコマースなどデジタルカウンセリングでの需要喚起を推進するなど、新たなニーズの取り込みが図られるとみられている。2021年のアンチエイジング市場は、前年比3.5%増の7394億円を見込んでおり、市場の回復が期待されている。