資生堂は、スギ花粉に含まれる抗原タンパク質「Cryj1(クリジェイワン)」が肌のバリア機能を低下させ、肌荒れを引き起こすメカニズムを解明した。また、グルタミン酸、システイン、グリシンからなるトリペプチド(以下、トリペプチド)が花粉による肌荒れを抑制することを見出した。つまり、一般的に知られているアレルギー反応とは異なるメカニズム(「トロンビン」というタンパク質を活性化すること)でスギ花粉が肌荒れを引き起こすことが今回の研究で明らかとなり、花粉アレルギーの有無に関わらず、誰もがスギ花粉による肌荒れを起こす可能性が示唆された。