富士経済が行った機能性化粧品の国内市場調査によると、2019年のホワイトニング市場(スキンケア・ベースメーク・ボディケア・ヘアケア)は、前年比3.1%増の3068億円(うちスキンケアが3.7%増の2609億円)となり、2020年は10.1%増の3276億円を見込む。近年はスキンケアを中心に、肌悩みごとに訴求するエイジングケアアイテムによる通年使用の喚起が進んでおり、インバウンド需要の継続からホワイトニング市場は好調に推移しているという。また、市場では「美白+α」を謳う商品が定番化しており、各社からはシミだけでなく、乾燥小ジワや毛穴などへも訴求するエイジングケアアイテムの発売が相次いでいる。今特集では、原料メーカー10社(岩瀬コスファ、日光ケミカルズ、一丸ファルコス、阪本薬品工業、長瀬産業、ビタミンC60バイオリサーチ、山川貿易、日本バリアフリー、アプローズ、片倉コープアグリ)が提案する注目の原料を紹介する。