富士経済が発表した機能性化粧品の国内市場調査によると、国内のホワイトニング市場は、アジア人観光客のインバウンド需要を取り込み、2017年が9.1%増の2855億円、2018年が6.4%増の3037億円となっている。このうち、スキンケアは2017年が9.6%増の2404億円、2018年が6.5%増の2560億円と推計している。2018年は特に夏の気温が高かったことからホワイトニング意識が高まったことも要因になっているという。インバウンド需要の落ち着きが示唆される一方、日本製化粧品への需要継続が見込まれることから、今後も美白・サンケア製品の需要は高まっていくだろう。こうした需要に対して、配合される原料による差別化が、各社で重要視され始めるものと推測される。