化粧品OEMに関する「よくある質問(FAQ)」

 化粧品OEM(受託製造)に関する「よくある質問(FAQ)」を、下記にまとめました。

Q.OEMとは何ですか?

A.OEM(Original Equipment Manufacturer)とは、依頼主ブランドの製品を、依頼に基づいて製造する仕組みです。依頼主は企画・販売を行い、OEM会社は製造を担当します。

Q.最小ロットはどのくらいですか?

A.一般的に「1,000個〜」ですが、製品の種類や容器在庫によって異なります。スキンケアは比較的小ロットから対応可能な場合が多く、メイクアップ製品はロットが大きくなる傾向があります。

Q.開発期間はどのくらいかかりますか?

A.初回製品は3〜6か月が目安です。処方開発、容器選定、試作・安定性試験、薬機法確認などが含まれます。既存処方を使用する場合は短縮可能です。

Q.処方はオリジナルで作れますか?

A.はい、完全オリジナル処方の開発も可能です。既存のベースを応用する「セミオーダー」も選べます。ご予算や開発期間に応じてご提案します。

Q.容器やパッケージも提案してもらえますか?

A.はい。用途・ターゲットに応じた容器の提案・手配・デザイン対応まで可能です。化粧箱やラベルの印刷も一括して対応できます。

Q.薬機法や表示に関するサポートはありますか?

A.薬機法(旧薬事法)に基づく成分表示、効能表現のチェック、届出支援も行います。初めて化粧品ビジネスを始める方にも安心してご利用いただけます。

Q.化粧品OEMでできる製品の種類は?

A.以下のような幅広いジャンルに対応可能です
スキンケア(化粧水、乳液、美容液、クリームなど)
メイクアップ(リップ、アイシャドウ、ファンデーションなど)
ヘアケア(シャンプー、トリートメント、スタイリング剤)
ボディケア
ハンドケア
オーガニック・ナチュラルコスメ
ニードルコスメ(パッチ、注入型) など

Q.海外販売(輸出)向けの化粧品も作れますか?

A.はい。輸出に対応した成分設計や、各国規制への配慮も可能です。輸出用の英文表示などもご相談いただけます。

Q.OEMの費用感はどれくらいですか?

A.開発費、容器代、充填費、製造ロット数によって異なります。例として、化粧水1本あたり300〜800円程度(製造原価)が目安ですが、製品内容により変動します。

Q.ブランド立ち上げの支援もしてもらえますか?

A.はい。企画立案、商品設計、パッケージデザイン、PR支援などトータルプロデュースが可能なOEM会社もあります。まずはおシゴト粧界ナビの掲載企業にご相談ください。

カテゴリー別FAQ

■ 化粧品OEM全般

Q1. OEMとは何ですか?
A. 他社ブランドの製品を製造する受託製造のことです。化粧品業界では、企画・処方開発・製造を一貫して行う場合が多いです。

Q2. 化粧品OEMでどこまで対応してもらえますか?
A. 商品企画、処方開発、容器選定、パッケージデザイン、薬事申請、製造、納品まで一貫対応可能な会社が多いです。

Q3. 小ロット対応は可能ですか?
A. はい。会社によっては100個や300個など小ロットから対応しています。

Q4. 最小ロットはどのくらいですか?
A. 製品によりますが、スキンケアであれば300~1,000個が一般的です。

Q5. OEMとODMの違いは?
A. OEMは製造受託、ODMは開発から製造まで受託すること。ODMの方が提案型です。


■ 商品企画・開発

Q6. 企画から相談できますか?
A. はい。ターゲットやコンセプトの段階から相談可能です。

Q7. トレンドを踏まえた提案はしてもらえますか?
A. 多くのOEM企業がトレンド分析を基に提案を行っています。

Q8. オリジナル処方は作れますか?
A. はい。ヒアリング内容に基づいて完全オリジナル処方を開発できます。

Q9. 成分を指定して処方を組んでもらうことは可能ですか?
A. 可能です。ただし安全性や安定性の確認が必要です。

Q10. 動物実験をしていない処方にできますか?
A. 可能です。クルエルティフリー製品の開発も対応しています。


■ スキンケア・メイクアップ・香水などの種類別

Q11. スキンケア商品(化粧水、クリームなど)のOEMは可能ですか?
A. もちろん可能です。OEMで最も多いジャンルのひとつです。

Q12. メイクアップ商品のOEMもできますか?
A. 可能です。ファンデーション、口紅、アイシャドウなど幅広く対応しています。

Q13. 香水やフレグランスのOEMはできますか?
A. はい。香料選定から香りの設計までOEMで対応可能です。

Q14. サプリメントやインナーケアのOEMは化粧品OEMと同じ会社でできますか?
A. 一部の企業では化粧品と健康食品の両方を取り扱っています。

Q15. オーガニックや自然派化粧品のOEMも可能ですか?
A. はい。COSMOS認証取得原料などを使用して開発可能です。


■ 製造・品質管理

Q16. GMP認証を取得していますか?
A. 多くの化粧品OEMメーカーはGMP認証を取得しています。

Q17. 品質保証体制はどうなっていますか?
A. 原料受け入れから製品出荷まで厳密な検査体制が整っています。

Q18. アレルギーテストなどは実施できますか?
A. パッチテスト、スティンギングテストなどの安全性試験が可能です。

Q19. 保存性試験は対応していますか?
A. はい。温度や光などを想定した保存性試験を実施しています。

Q20. 製造リードタイムはどれくらいですか?
A. 処方確定から納品までおよそ2〜4か月が一般的です。


■ パッケージ・デザイン・容器

Q21. 容器の提案もしてくれますか?
A. はい。容器メーカーとのネットワークがあり、目的に応じた容器を提案します。

Q22. パッケージデザインの制作はOEM会社に依頼できますか?
A. 可能です。社内デザイナーまたは提携デザイン会社が対応します。

Q23. サステナブルなパッケージにできますか?
A. バイオマス素材やリサイクル容器を提案する企業も増えています。

Q24. 自社で容器を手配してもいいですか?
A. はい。支給容器を使用して製造することも可能です。

Q25. 詰め替え(リフィル)対応製品は作れますか?
A. 対応可能です。サステナブル対応として人気です。


■ コスト・価格設定

Q26. 開発費用はかかりますか?
A. 処方開発や試作費用は別途発生する場合があります(無料の会社もあり)。

Q27. 単価はどのくらいになりますか?
A. 処方内容、容器、ロットにより大きく異なります。目安は1製品300〜2,000円程度。

Q28. 支払条件は?
A. 初回は前金、2回目以降は月末締め翌月末払いなどが一般的です。

Q29. 見積もりは無料ですか?
A. はい。多くのOEM企業で無料見積もりを提供しています。

Q30. 海外向け製品は価格が高くなりますか?
A. 輸出向け仕様(INCI表示など)の追加対応によりコストアップする場合があります。


■ 薬事・法規・輸出

Q31. 薬機法の対応はしてくれますか?
A. はい。成分表示や効能表現など法規対応も含めてサポート可能です。

Q32. 化粧品製造販売業の許可がなくてもOEM依頼できますか?
A. はい。OEM企業が製造販売元として対応可能です。

Q33. 海外輸出を見据えた商品開発はできますか?
A. はい。INCI表示や現地規制に合わせた処方設計も可能です。

Q34. 医薬部外品のOEMは可能ですか?
A. 対応可能です。ただし申請や認可に時間がかかる場合があります。

Q35. 表示ラベルのチェックもしてもらえますか?
A. はい。法令に基づく表示内容のチェックを行います。


■ 試作・テスト・検証

Q36. 試作は何回までできますか?
A. 通常2~3回までが無料で、それ以上は追加料金が発生することもあります。

Q37. 試作にかかる期間は?
A. 約2~3週間が一般的です。

Q38. 市販品に近い品質の試作ができますか?
A. はい。工場と同等設備での試作が可能です。

Q39. モニターテストの手配はできますか?
A. 提携会社経由でモニターテストを実施可能なOEM企業もあります。

Q40. 使用感の調整は何度も可能ですか?
A. はい。香りやテクスチャーの微調整も対応しています。


■ その他の対応

Q41. 海外ブランドの日本向けOEMは可能ですか?
A. 可能です。日本の薬機法に準じた製造が可能です。

Q42. インフルエンサー向け商品を作りたいのですが?
A. トレンドに強いOEM企業では対応可能です。

Q43. ギフト対応のセット商品も作れますか?
A. はい。セットアップや包装も対応可能です。

Q44. 店頭POPや販促物の相談もできますか?
A. 対応可能なOEM企業もあります(印刷会社との連携含む)。

Q45. 製品に関する問い合わせの代行は可能ですか?
A. OEM企業では対応しません。販売者側で行います。


■ その他・補足

Q46. ブランド名は自由に付けられますか?
A. はい。商標登録を行えば独自ブランド名で販売可能です。

Q47. 成分に関して資料をもらうことはできますか?
A. 原則提供可能ですが、一部はNDA(秘密保持契約)が必要です。

Q48. 輸出の際、成分証明などは発行してもらえますか?
A. はい。輸出証明書やINCIリストの発行に対応しています。

Q49. OEM製品をECで販売する際の注意点は?
A. 表現規制や全成分表示、薬機法の順守が必要です。

Q50. 他社で作った処方を移管できますか?
A. 可能ですが、配合内容の解析や契約の確認が必要です。

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