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    理想は化粧品容器のデパート。“化粧品容器で無いものはない”と言われるようにラインナップを充実させる

    化粧品容器業界屈指の取扱容器数を誇る株式会社グラセル。化粧品、医薬品、試薬の総合容器メーカーとして、少ロット多品種そして短納期に特化した同社の事業モデルは、すでに業界標準になっていると言っても過言ではない。今回は株式会社グラセルの代表取締役 谷村敏昭氏にお話を伺いました。
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    強みは「商品力」。800型以上という圧倒的なラインナップ数

    代表取締役 谷村 敏昭氏

    —化粧品容器会社グラセルの強みはどんな点ですか。

    大きく2つの要素を挙げるとすれば、「商品力」と「人間力」です。 今の時代、本当に魅力のある「商品力」は必要不可欠です。当社では魅力ある化粧品容器を数多く企画し、金型への投資を惜しまず、お客様へ提案できる容器のバリエーションを増やすことに努めています。 もちろん「商品力」だけでは不十分です。そこには「人間力」、すなわち当社社員の人間的な魅力も必要です。 

    当社の営業スタッフはもちろん、社員が魅力ある人間であって初めて、心からお客様に好かれ、商品を買ってもらえるものだと考えています。良い商品であり、それを売る社員も魅力的であれば、心からお客様に好かれてお取引いただけるはずですから。

     

    —おっしゃるとおりだと思います。「商品力」について詳しくお聞かせください。

    まず「商品力」の大きな要素として、取扱容器のバリエーションが豊富であることが挙げられます。当社は現在、800型以上の容器を取り扱っており、年間50~60型を毎年新しく増やしています。化粧品容器は金型を作成して量産するのですが、その金型は年間予算に基づいて作り、決して単品ではなく必ずシリーズで作るようにしています。お客様にはできるだけたくさんの容器の中からお選びいただけるように、サイズも少量のものから大きいものまで細かく、とにかくバリエーション豊富に揃えています。 

     

    当然、容器の場合、「売れるサイズ」と「売れないサイズ」があります。言い換えると、「需要が多いサイズ」と「需要が少ないサイズ」とに分かれます。一見、「売れるサイズ」の容器だけを作っていた方が、効率が良いように思えます。それでも敢えて当社では、「売れるサイズ」も「売れないサイズ」も必ずシリーズで作るようにしています。というのは、たとえ需要が少ないサイズの容器であっても、お客様が欲しいと思ったときにすぐに販売できるためです。すなわち“かゆいところに手が届く”容器会社であるためなのです。「化粧品容器のことは、グラセルに聞けば何でも揃う」そう言われるためにバリエーションを豊富にすることを第一に考えています。これが当社の生命線と言ってもいいでしょう。

    その他にも、近年は海外生産の容器ラインナップも年々増やしております。海外生産の容器は、デザイン、加飾のバリエーションなど、日本製にはない利点があります。現在の割合としては韓国製の容器が多く、内面塗装などは日本では加工できるメーカーも少なく高くつきますが、容器への加飾が安価にできる点が、韓国製ならではのメリットです。 

    このように、海外製の容器を含めてデザイン面と価格面の選択肢を広げるためにバリエーションを増やし、「商品力」の強化に努めています。

     

    —利用者が最も利便性を感じるビジネス形態だと思います。具体的に営業はどのように行われているのですか?

    当社の営業手法、すなわちお客様に対する容器情報の提供は次のようなステップと方法で行っています。 

    1. 容器を必ずシリーズで作る
    2. 現物見本を必ずシリーズでお客様へお届けする
    3. 新製品情報をこまめにメールマガジンでお知らせする
    4. 容器カタログをお届けする 

    このような手段を用いて容器に関する情報を随時お客様へお届けしています。お客様が容器を必要とするときに、必ずグラセルを思い出していただけるように、常日頃からあらゆる手段でお客様へ情報提供できる体制を整えています。

    ありとあらゆるニーズに応えられる“容器メーカー”として

     

    —確かにメールマガジンで御社の新製品情報をタイムリーに知ることができますし、冊子のカタログも充実していますね。
    では、実際にお客様との取引において特に力を入れていることはありますか。

    大きくここでは3つの点でお話します。 1つ目は、お客様からのサンプル請求依頼に対しては可能な限り次の日にお届けすることです。先ほどの話の続きにもなりますが、サンプル請求依頼をいただいた場合、次の日にはお手元にお届けできる体制が当社の強みだと考えています。ラインナップ容器のほとんどをサンプル在庫としてストックしていますので、ご依頼をいただいてからすぐに発送することができます。

     

    —カタログを見て依頼すれば、次の日にはほとんどの商品サンプルを手に取ってみることができるのですね。

    また、お客様からいただくご注文に対しては「どんなに少ないロットでも断らずに対応する」ようにしています。少ロット化が進んでいると言われて久しいですが、一般に業界では100個単位の少ないロットを受けない慣習があります。当社では個数によってお客様を選ぶことはせず、どんなに少ない数でもお売りするようにしています。勿論、ロットによっては容器への印刷や着色ができない場合もありますし、在庫がある容器に選択肢も限られます。そういった意味では制限は出てきますが、たとえ10本であっても1本でも、お客様からのご要望にはお応えするようにしています。商品の選択肢と同様に、ロット面(購入数)でもお客様へ幅広い選択肢を提供できる体制をとっております。

     

    —お客様にとっては、購入数、容器の種類、いずれも選択肢が豊富です。
    それでは、品質管理面についてお話をお聞かせください。

    我々は“容器問屋”ではなく“容器メーカー”だと思っていますから、お客様へお売りする容器の品質管理には細心の注意を払い、万全の体制を整えております。 

    本社には専用のクリーンルームを完備し、品質管理スタッフが約30名体制で臨んでいます。お客様である化粧品メーカーさんから、容器の品質に関するお問い合わせがあった場合は、全て自社内の設備で検証して原因を究明するなどの対応が可能です。 

    容器の品質については、化粧品メーカーさんに全ての品質管理と責任をお任せするのではなく、容器メーカーとして容器の品質管理を担い、責任を持って対応できる点もお客様にとっての当社の強みだと信じています。

     

     

    “脱ガラス” ガラスに代わる容器を充実

    —今後の容器開発の方向性を教えてください。

    今後は“脱ガラス”をテーマに、樹脂容器のバリエーションを増やしていきます。特に、インジェクションブロー容器のバリエーション増加に注力しています。近年は化粧品市場でも通信販売が台頭し、頻繁に輸送が伴うために容器の破損が懸念されるガラス容器の需要は減少しております。また、多品種小ロット化の流れの中で、装置産業であるガラスよりも樹脂の方が生産しやすいという点でも、樹脂に一日の長があります。そうした市場のニーズを考慮し、ガラス容器に代わる樹脂容器を充実させようという発想です。 

    インジェクションブロー成型という製造法は、現在の主流の樹脂容器であるダイレクトブロー成型容器と比べて、厚みが一定で肉厚の容器を作ることが可能です。これまでの主流であったダイレクトブロー成型の弱点である「衝撃に弱い」「厚みが一定でないために透明感が落ちる」という弱点を補う容器が作れるのです。このような点でも容器のバリエーション、お客様の選択肢を増やせるように取り組んでいきます。

     

    —ありがとうございます。最後に、今後のビジョンをお聞かせください。

    冒頭から申しておりますように、当社の生命線はお客様の選択肢、すなわち、容器バリエーションの豊富さです。基礎化粧品からメイクアップ化粧品まで、グラセルに聞けば何でも揃う、と思われる会社を目指しています。目指すは“化粧品容器のデパート”です。


    これまで以上に市場のニーズを機敏に察知し、柔軟に品揃えを充実させ、「無い物がないように」していこうと考えています。

     

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